サマリー
◆ユーロ圏プログラムの受け入れ、拒否、どちらを選択するにせよ、ギリシャの先行きには著しい困難が待っている。しかし、その当事者たるユーロ圏各国を除けば、ギリシャ問題紛糾の対外的インパクトは限定的である。特に新興国との関連でギリシャ問題にかかわる悪影響が生じるとすれば、基本的にはマーケット経由となろうが、そのルートは「ギリシャ→新興国」という直接的なものではなく、「ギリシャ→ユーロ圏の他の周縁国→新興国」になるとみなすのが妥当であろう。今のところ、そうしたリスクが顕在化する兆候は見られない。
◆一方、中国に不動産価格の上昇を発端とする不動産関連投資の増加というアップサイドリスクが出てきている。地方の在庫水準の高さが、新規投資を抑制するという見方もあるが、不動産マーケットを牽引するのは通常都市部である。
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