サマリー
◆IMFの世界経済見通し(改訂版)では、2014年の世界全体の成長見通しが下方修正されたものの、米・欧主導型で2015年に向けて回復の度を強めるというシナリオは維持された。新興国ではロシア、メキシコ、南ア、ブラジルの成長見通しが大きく下方修正されている。
◆米国の景気拡大が持続的なものであれば、同国の金利引き上げは時間の問題となる。だが、これが新興国の脅威となる可能性は減じている。昨年来の「テーパリング騒ぎ」の中で、出るべき資本の多くは新興国から出ていると考えられるからである。もっとも、だから米・欧の景気拡大の恩恵を新興国が等しく享受できるというものでもない。IMF同様、2015年は新興国全般の景気拡大の年と見たいが、同年に向けて、国による成長パフォーマンス格差がより明確化することも予想される。
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