サマリー
◆2013年3月6日、中国証券監督管理委員会(CSRC)は「適格域外機関投資家による人民元域内証券投資(RQFII)テスト方法」と同関連規定を発表し、RQFIIに対する規制を大幅に緩和した。投資主体は、従来の中国本土のファンド管理会社・証券会社の香港子会社に加え、中国本土の商業銀行・保険会社などの香港子会社と、香港で登記・経営されている金融機関に拡大された。投資対象商品別の投資制限もなくなり、RQFIIによる自由な商品設定が可能となった。
◆今後は、投資枠2,700億元の活用が大きく進展するとみられる。人民元国際化の進展や香港のオフショア人民元の運用手段としてのRQFIIのプレゼンスが高まっていこう。
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