大和のクリプトナビ No.1 暗号資産価格の歴史的推移

需給の影響を受けやすく、足元では政策や機関投資家の動きも影響

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  • デジタルソリューション研究開発部 田中 誠人
  • 金融調査部 研究員 森 駿介

サマリー

◆暗号資産については、価格変動メカニズムに対する共通認識が市場参加者の間で確立されていないこともあり、ボラティリティが非常に大きい。そこで、本稿および「大和のクリプトナビ」シリーズでは、市場分析やイベント解説などを通じ、共通認識の確立に貢献する情報発信を行っていく。

◆暗号資産価格の歴史的な推移を振り返ると、需給の影響を受けやすいことが示唆される。ブロックチェーン技術の革新性や将来的な利用拡大への期待が高まる局面では、価格が押し上げられた。一方で、ネガティブなニュースにも反応しやすく、セキュリティリスクや規制強化が懸念される局面では価格が大きく下落した。足元では、政策や機関投資家の動きに影響を受ける場面も多く、これらのイベントを注意深く観察する必要がある。

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