◆本稿では、近年大きく拡大しているEC市場の中で、相対的にEC化率が低い食品分野のEC市場に焦点を当てて分析を行った。
◆食品分野が他の商品カテゴリーと比べてEC化率が低いのは世界各国も同様であり、主な理由は(1)商品単価が低い割にコストが高く、利益が出しにくいこと、(2)実際に手に取って確認したいという消費者のニーズが強いこと、(3)実店舗の利便性が高いこと、が関係していると考えられる。
◆しかしながら、コロナ禍を経て日本を含む世界各国で食品分野はEC化が進みつつあり、食品ECは今後大きな成長が期待される市場である。食品ECの展開を進めるに当たっては、(1)実店舗を活かした展開、(2)フルフィルメント業務の効率化、(3)良い顧客体験の提供、について検討することが有効であろう。
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