サマリー
ミャンマーのヤンゴン証券取引所(以下、YSX)が株式の売買取引を開始して約2年半が経過した。当初は順調にスタートを切ったものの、その後の売買代金、時価総額、株価指数はいずれも低調な推移が続いている。市場の低迷状況を打開すべく、YSXや監督当局のミャンマー証券取引委員会など市場関係者は様々な方策を検討している。同国の資本市場育成を継続的に支援してきた金融庁など日本側関係者 も、2018年1月、活性化支援計画書 をミャンマー政府に手交し、各種の具体的施策を提案している。同計画書では、日緬双方の関係者が対話を続け、「上場企業増加」、「投資家層拡大」、「制度整備」、「人材育成」の4つのテーマに沿って整理した課題への取組みを通じて、市場活性化を図っていくことが謳われている。例えば、「上場企業増加」では上場セミナーの開催やYSX内への上場支援部隊の設置、「投資家層拡大」では外国人投資家参入に向けた準備やミャンマー国内機関投資家の育成、「制度整備」では上場インセンティブ付与制度の検討、「人材育成」では各種研修プログラムへの参加などである。
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