
出所:各種公開資料により大和総研(上海)作成
一. 法規制及び業界基準の未整備
二. 監督側による規制強化の不備
- 虚偽宣伝
真実性を伴わない広告宣伝や過大表現等が早期教育業界におけるもっとも大きな問題である。これは監督部門による規制の不備が最大な要因となっている。
- 高額な授業料設定
早期教育の場合、義務教育のように全国並びに地方レベルの監督機関が存在せず、現状、早期教育市場は完全に売り手市場であるため、授業料の徴収基準が一方的に早期教育会社によって定められている。この結果、多くの早期教育会社は授業料水準が幼稚園ないし大学のそれよりも高くなっている(図2を参照)。こうした高額な授業料の設定は早期教育事業の健全な発展を妨げる要因になり得る。
図2:幼児英語教育授業料一覧
出所:各種公開資料により大和総研(上海)作成
- 関連法制度の未整備
全国において、ごく一部の地域を除けば、早期教育業界に関する管理制度が整備されなかった。例えば、ハード面では、消防施設、教室の総面積、一人(子供)当たり使用面積、使用される地面材料等を規定する必要がある一方、ソフト面では、早期教育会社の責任者及び担当教師の持つ学歴、職歴及び資質等も明確に規定する必要がある。
三. 教師人材の不足
上述のように、中国の早期教育市場は急速に拡大しているが、ハード面もソフト面も実に改善される余地が大きい。今後、政府部門や業界関係者等一緒になって改革を行っていかなければ、何れバブルが崩壊し、消費者から見捨てられる日も遠くないだろう。
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