
注:()内は各分野における業種数
出所:BOIより、大和総研作成

注1:第2ゾーンにあるIEAT管理の工業団地、BOIの認可を受けた工業団地に立地し、2014年12月31日までに申請が受理されること
注2:第3ゾーンにあるIEAT管理の工業団地、BOIの認可を受けた工業団地、これらの条件下にあるレムチャバン工業団地、ラヨン県内の工業団地に立地するプロジェクトは、第3ゾーン
注3:10年間のうちの特定年の利益から控除するか、数年に亘って控除するか選択することができる
注4:原材料のうち、国内で生産されていない、もしくは、輸入品の品質が優れているもの。国内に数量が限られているもの。第3ゾーンにあるIEAT管理の工業団地、BOIの認可を受けた工業団地に立地するプロジェクトに適応。レムチャバン工業団地、ラヨン県内の工業団地に立地するプロジェクトは対象としない。2014年12月31日までに申請が受理されること
出所:BOIより、大和総研作成
加えて、タイ政府は、近隣諸国との戦略的な産業間連携の必要性を認識している。2011年8月に発足したインラック政権は、内需の拡大を図ることを目的に、2012年4月に全国の最低賃金を4割引き上げた。バンコク周辺7県では、日額300バーツ(約750円(※2))となり、これは、ベトナム(ホーチミン市、ハノイ市)の2倍以上である。また、2013年には、全ての県で一律300バーツ(日給)の最低賃金が適用となり、企業の負担が増すことは必至である(※3)。大幅な賃金の引き上げにより、タイ国内の縫製業、食品産業等の労働集約型産業は、国外への移転を余儀なくされることが想定される。BOIは先に行われたBoard Meetingにおいて、”Thai Overseas Investment Center”を設立し、アセアン近隣諸国、中国、インドに進出するタイ企業に対して、企業家への研修プログラムの提供、現地進出に係る各種情報提供等で支援する方針を決めた。産業によっては、タイをマザー工場として、近隣諸国からの部品調達を行う構図も想定される。1977年の設立以来、外国企業の投資誘致を担ってきたBOIであるが、タイ企業の海外進出支援もその役割に加わることとなり、タイが中進国となり産業構造の転換期を迎えていることを表している。

注:第二次産業には、製造業、鉱業、公益事業、建設業が含まれる。
出所:NESDBより、大和総研作成
(※2)1バーツ=2.5円で計算
(※3)インラック政権は、賃金引き上げによる企業負担を考慮し、2012年より、法人所得税を従前の30%から23%に引き下げ、さらに2013年には20%にまで引き下げる予定である。
(※4)第二次産業には、製造業、鉱業、公益事業、建設業が含まれる。
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