2011年12月に開催された中央経済工作会議(毎年末に開催され、次年度に向けての経済運営の基本方針を議論する、経済関係では最重要と位置付けられている会議)のキーワードは「穏中求進」、「穏」は「穏政策」、「穏増長」、「穏物価」、すなわち穏健なマクロ経済政策の維持、比較的高い安定的な経済成長の維持、そして物価の安定を象徴し、「進」は経済発展が戦略的な段階に入る中で、発展方式の転換で新たな進展を図ること、改革開放深化の面でのブレークスルー(突破)、および国民生活(民生)改善を示す。
昨年4月に第6次人口普査(日本の国勢調査にあたる)の結果が発表されたこともあり、ようやく中国でも急速に進む高齢化の問題にどう対処すべきか、真剣に検討されるようになった。経済発展に伴う高齢化は、世界的に見ても普遍的な現象であるが、中国の特異さは、「未富先老(豊かになる前に高齢化社会を迎える)」という点に凝縮される。社会科学院の人口問題研究者によれば、改革開放が始まった1980年初以来、被扶養人口(子供、高齢者)の生産労働力(16-64歳)に対する比率は低下し続け、これが1982-2000年の間の一人当たり所得増に寄与した割合は26.8%にのぼるが、保守的な推計を行っても、同比率は2013年に底を打ち、上昇し始める見込みである。これは過去30年間享受してきた「人口紅利(人口ボーナス)」が終わりを告げ、老齢化がむしろ成長の足を引っ張る「人口債務(人口オーナス、または人口タックス)」の時期に入っていくことを意味する。こうした人口の動き自体は、世界的に広く見られるが、中国の場合、まだ経済が成熟していない段階で、人口面では成熟した局面を迎えることになる。たとえば韓国やタイも、まもなく扶養率が上昇し始める見込みであるが、これら諸国の一人当たり所得は、中国よりすでにかなり高い。「未富先老」であるため、これにどう対処するかは、中国にとってより「挑戦性」(チャレンジング)のある課題である。
「天経地義」は、紀元前500年頃の王位継承争いにからむ故事「王子之乱」に由来する成語だが、日常でもよく使われる。「経」は規範・原則、「義」は正理・道理、したがって、変えようのない絶対的なこと、当然のこと、当たり前のことを意味する。中国の百度百科によれば、「王位継承は礼、すなわち天経地義」の事であるという関係者の主張によって、争いが治まったとされる。「天書」は文字通り天からの書で、ちんぷんかんぷん(英語の‘Greek’のニュアンス)ということになる。
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