サマリー
経済発展著しい新興国への進出は、日本企業にとって重要な成長戦略のひとつと考えられる。しかし、法規制や商慣行の違いなど越えなければならないハードルも多く、自力進出を行ったものの、満足のいく成果を出せずにいる企業も多い。
これらの企業にとって、新興国を含め世界的に既に高い地位を築き上げた欧米企業や日本企業を買収することで、間接的に当該国に進出する戦略も有効であろう。
そうした視点から本稿では、日本たばこ産業による欧米たばこ企業の買収の成功事例を取り上げる。1999年のアメリカのRJRI、2007年のイギリスのGallaherと、二度の大型買収を経て、日本たばこ産業は世界市場におけるグローバル・シガレット・メーカーとしての地位を盤石なものとして行った。欧米流と日本流の経営システムが高度に融合した企業体を実現するなど、その成功要因から得られる教訓は多い。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
直近のMBOによる株式非公開化トレンド
事例比較による公正性担保措置の実務ポイント
2026年01月27日
-
買収対応方針(買収防衛策)の近時動向(2025年9月版)
「同意なき買収」時代における買収対応方針の効果と限界
2025年09月24日
-
データから学ぶTOB(株式公開買付け)
TOBの拡大が示す、企業戦略の新局面
2025年07月11日
関連のサービス
最新のレポート・コラム
-
IOSCOの2026年作業プログラム
グローバル化とデジタル技術の進化がもたらす構造的リスクに対処
2026年03月13日
-
財政安定化の条件:ドーマー条件成立だけでなく、PB黒字化が重要
財政シリーズレポート4
2026年03月13日
-
米国:AIブームの裏側で高まる金融リスク
ITセクターの収益懸念が揺らすプライベート・クレジット市場
2026年03月13日
-
大和のクリプトナビ No.8 東証が暗号資産トレジャリー企業への対応を検討か
トレジャリー企業を巡る直近の動向と海外制度の整理
2026年03月12日
-
続・アクティビスト投資家進化論
~今後アクティビスト投資家に求められる「価値創造力」~
2026年03月13日

