カーボンプライシング

カーボンプライシングとは、炭素に価格を付け、排出者の行動を変容させる経済的手法です(※1)。地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を減らすことは世界的な課題ですが、人々の善意に頼るだけでは限界があります。炭素に価格を付けることで、二酸化炭素…

カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)

CDPとは、2000年に英国の慈善団体の支援によって設立された機関で、企業や都市(自治体)などが自身の環境への影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営しています。もともとは、主に二酸化炭素(カーボン)排出や気候変動に関する開示を促す…

顧客生涯価値(LTV)

LTVとは「Life Time Value」の略で、「顧客の生涯価値」を意味します。企業がある顧客と取引を開始してから終わるまでの期間を通して得られる利益の総和を表す指標です。LTVが注目されるようになった背景には、市場の飽和による新規顧客の獲得の難しさ、One …

拡張検出と対応(XDR)

XDRとは、eXtended Detection and Responseの略で、エンドポイント、サーバ、クラウド、ネットワークなど広範なデータソースから収集した情報を集約し分析することにより、セキュリティ脅威の検知、調査、対応を統合的に実施可能とするセキュリティソリュー…

e-fuel(合成燃料)

e-fuel(合成燃料)とは、二酸化炭素(以下、CO2)と水素(以下、H2)を原料にして合成する燃料のことです。再生可能エネルギー由来のH2と、大気中のCO2を使用して合成することから、合成時のCO2の吸収と自動車走行時のCO2排出を相殺することでカーボンニュ…

株価純資産倍率(PBR)

PBRとは? PBRの計算式とその考え方 PBRはどのくらいがいいの? 問われる日本の上場企業のあり方 レポート・コラム PBRとは? PBRとは、Price Book-value(P/BV)RatioまたはPrice to Book(P/B)Ratioの頭文字を取ったもので、1株あたり純資産に対して株価…

コーポレートガバナンス・コード

コーポレートガバナンス・コードとは、企業が実効的なコーポレートガバナンス(企業統治)を実現するための原則です。コーポレートガバナンスとは、企業がステークホルダー(株主をはじめとする顧客、従業員、地域社会など企業の利害関係者)の立場を踏まえ…

グリーントランスフォーメーション(GX)

GXとはグリーントランスフォーメーション(Green Transformation)の略で、化石燃料由来のエネルギーから、温室効果ガスを排出しないクリーンエネルギー中心の産業構造・社会構造へ転換することを意味します。わが国は2050年までのカーボンニュートラルの実…

コンセンサスアルゴリズム

コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンのノード間で合意形成を行うメカニズムです。本記事では、ブロックチェーンの合意形成で課題となる「ビザンチン将軍問題」と、代表的なコンセンサスアルゴリズムである「PoW」「PoS」について解説します。

共通価値の創造(CSV)

CSVとはCreating Shared Value(共通価値の創造)の略で、企業が社会的な価値(社会課題の解決や社会への貢献)と経済的な価値・利益の両方を創出するという考え方のことを指し、ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が提唱しました。CSVは、企業の利益よ…

企業の社会的責任(CSR)

CSR(企業の社会的責任)とは、自社のビジネスが環境や社会に与える影響に責任を持つ企業行動のあり方を指す言葉です。日本では2000年代以降にCSR活動が本格的に展開されるようになりました。ここでは、CSRとは何か、ESGやSDGsなどとの関係、国際標準、企業…

国際標準化機構(ISO)

ISOとはInternational Organization for Standardization(国際標準化機構)の略で、国際的な標準・規格の開発・発行を行う非政府機関のことです。ISOは国際的な取引などのやり取りをスムーズにすることを目的に、あらゆる製品やサービス、もしくは企業活動…

拡張現実(AR)

ARとは、Augmented Realityの略で、日本語では「拡張現実」と訳されます。ゴーグルなどのARデバイスを介して、現実空間上に合成画像や動画を重ね合わせる技術を指します。 AR技術の基本は、「現実と合成物を違和感なく重ねるための精密な位置認識」です。位…

仮想現実(VR)

VRとは、Virtual Realityの略で、日本語では「仮想現実」と訳されます。現実空間とは完全に切り離された仮想的なデジタル空間を構成する技術を指します。利用するハードウェアはVRゴーグルで、没入感を高めるため左右の視界で別々の画像を表示したり、ヘッド…

クラウドセキュリティポスチュア管理(CSPM)

クラウドセキュリティポスチュア管理は、クラウド設定のセキュリティリスク評価、コンプライアンスリスクの特定などを行うセキュリティツールです。 システムを構成する各クラウドサービス(サーバ、ネットワーク、ストレージ等)を継続的に監視して、セキュ…

概念データモデル

概念データモデルとは、各業務の主要なデータとそのデータ間の関係にのみ着目して表現されたモデルです。「論理データモデル」、「物理データモデル」との違いを理解し、システム化のフェーズ・目的によって各データモデルを使い分けることが重要となります。

クラウドネイティブ

クラウドネイティブとは、クラウド活用で得られるメリットを最大限活かすための最適化の技術やアーキテクチャのことを指します。 特定の技術やアーキテクチャを指すものではありませんが、コンテナやマイクロサービス、宣言型APIが代表的な技術要素としてあ…

クラウド移行

クラウド移行とは、社内のサーバーで管理していたデジタル資産をクラウド環境へ移行するプロセス、あるいは異なるクラウド間の移行プロセスを指します。 運用コスト削減だけでなく、クラウド活用により新たなビジネス価値を生み出すことを目的とすることも多…

コンタクトセンター

コンタクトセンターとは、複数のチャネルを駆使して顧客からの問合せに対応する窓口のことです。コールセンターとの違いは、電話だけでなく、チャットボットやソーシャルメディアなどのデジタルチャネルも活用する点です。

カスタマーサポート

カスタマーサポートとは、顧客の問合せに回答し、課題を解決するインバウンド業務、またはその業務を行う担当者のことを指します。顧客の問合せに迅速かつ適切に対応できる体制を整え、顧客体験の質を高めていくことが、リピート率の向上や収益性の改善に繋…

業務効率化

業務効率化とは、企業の持つ課題を分析して、より効率的に働ける環境を整備していくことを指します。 「生産性向上」と同様に「働き方改革」を実現するための重要な要素です。

感情分析

感情分析とは、AI(人工知能)を用いて、人間の表情や音声、テキストデータ等から感情を読み取ることを指します。例えば顔の表情から感情分析を行う場合、カメラを用いた視線検出や、視線や瞳孔の大きさ等のデータを入力データとして感情の推定を行います。…

画像処理

画像データから特徴を抽出することで、画像に映っている対象を認識・判断する技術のことです。学習する画像には、文字や人間の顔の写真などがあり、AI-OCRなどの文字認識や顔認証技術として実社会で活用されています。

公開鍵暗号基盤(PKI)

PKI(Public Key Infrastructure)とは、公開鍵暗号方式を用いてインターネットで安全にデータのやり取りを行うための社会的な仕組みのことをいいます。 データの暗号化に使用する公開鍵の真正性を、認証局と呼ばれる組織が発行した電子証明書により保証して…

コンテンツ管理システム(CMS)

CMSとは、Contents Management Systemの略で、Webサイトを構成するテキストやデザインなどのコンテンツを一元的に管理するソフトウェアのことを表します。HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語の知識がない利用者でも、簡単にWebサイトの作成・更…

顧客関係管理(CRM)

CRMとは、Customer Relationship Managementの略で、顧客の属性・顧客との接触履歴を記録・管理・分析し、最適で効率的なアプローチを実現することで、自社の商品やサービスの競争力を高めるための手法です。また、それを実現するためのシステム・製品を指す…

AIモデル(機械学習モデル)

AIモデル(機械学習モデル)とは、入力されたデータを分析し、評価した結果を出力するまでの一連の処理を計算式で記述したものを指します。データ分析には3種類の学習手法があり、目的に合わせて最適なものを選択する必要があります。

機械学習

機械学習とは、コンピュータに大量のデータを学習させることで、データに潜む特徴を見つけて、予測などを行う技術を指します。 本記事では、機械学習の代表的なアルゴリズムや技術の活用方法を分かりやすく解説します。

カーボンニュートラル

温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする状態のことを指します。日本として2050年までの実現を掲げたことに伴って、多種多様な業界でグリーン成長戦略が立案されました。例えば、製造業界を中心に、事業で使用する全ての電力の再生可能エネルギー化を目指すRE1…

広域情報通信網(WAN)

WANはWide Area Networkの略称で、離れたエリア間で使用されるネットワークのことを指します。クラウドサービスの普及とともに、柔軟にネットワーク構成を変更できるSD-WANの需要が高まっています。

継続的インテグレーション(CI)

メインのバージョン管理システムにコードを定期的に統合するプロセスを自動化することです。 「ビルド」や「テスト」単位でなく、リリースプロセスを自動化することを継続的デリバリー(CD)といいます。

改正電子帳簿保存法

改正電子帳簿保存法とは、国税や取引に関する電子データの保存方法に対して、変更点を追記した法律のことです。電子取引したデータを紙ではなく電子データとして保存することが新しく義務付けられました。

暗号資産(仮想通貨)

暗号資産とは、硬貨や紙幣といった現金と同様に、モノやサービスを購入・売却できるデジタル通貨のことです。主にブロックチェーンの仕組みによって、電子的な資産として管理されます。ビットコインやイーサリアムが一例として挙げられます。