新興国経済
新興国マンスリー(2015年6月)中国の輸入急減下のアジア経済

~中国経済の不振が資源価格下落の恩恵を相殺~

2015年6月3日

サマリー

◆各主要新興国の1-3月期のGDP統計はまちまちながら、同じく製造業立国を中心とした地域であるアジアと中東欧を比較すると、後者の強さが目立つ。アジアの劣位の中心にあったのは、中国経済の不振であろう。中国の1-3月期の輸入数量は前年比▲13.1%減少している。そしてアジアには対中輸出の総輸出に占めるシェアが二桁に達する国が多い。これが昨年来の原油等資源価格急落のメリットを打ち消してしまった。

◆今後、アジア等製造業主体の国・地域にとって、資源価格下落のメリットは薄れていく。そうした中で中国経済の減速が止まらなければ、周辺アジア諸国の景気停滞感が強まる可能性がある。その際気がかりなのは、米国の利上げのタイミングが、アジアを一層の苦境に追い込む可能性がないかである。

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2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。