サマリー
◆新幹線による本州・九州縦貫ルートが本格的に稼動し始めてから1年近くが経過した。東日本大震災の影響を受けたものの、その効果は現れ始めている。
◆新幹線の整備効果は様々に挙げられるが、まずは新幹線の建設そのものに伴う効果が確実に生じる。さらに、開業に伴い時間短縮や利便性向上などの輸送サービス向上が実現され、企業立地や交流人口増加が促進される。また、自動車等からのシフトにより環境面の効果も期待される。
◆整備新幹線は地域の活性化に資することから、今後も適切な費用対効果を念頭に置きつつ、整備を推進していくのが望ましい。
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