サマリー
◆女性や高齢者を中心として、働き方が従来の典型的な正社員とは異なる雇用形態や、それに即した雇用環境の整備がますます重要になっている。従来型の正社員のうち、職務内容や勤務地、労働時間などが限定的である「限定正社員」のことを「多様な正社員」と呼ぶ。
◆女性はどの年齢においても「多様な正社員」という働き方を希望する割合が高い。60代以上になると、男性も「多様な正社員」という働き方を希望する割合が約4割に増加する。男女でそれを希望する年齢に違いがあるため、正社員と「多様な正社員」の転換をライフスタイルのニーズに応じて柔軟に行える環境整備が求められる。
◆労働時間の柔軟性を求めて非正規雇用を選択する女性や高齢者が多いが、現状では、労働時間が限定された働き方を導入している企業の割合は低い。高齢者の雇用を拡大させるために、今後は労働時間が限定されているなどの「多様な正社員」を普及させていくことが期待される。
◆「多様な正社員」は、成長実感が持ちやすく仕事の満足度が高いだけでなく、そうした働き方を導入した企業にとっても従業員の定着率が高まるなどの効果が期待できる。
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