サマリー
◆平成25年度税制改正により、平成28年1月1日以後、公社債税制が抜本改正される。個人においては、平成28年1月1日以後、公社債の譲渡損益が申告分離課税の対象となる。法人においては、平成28年1月1日以後の利払いから、源泉徴収不適用や所得税額控除の規定が改正される。
◆これに伴い、利付債の譲渡の際に受け渡しする経過利子の計算方法の慣行が改正される。
◆現在は、経過利子の受け渡しの際、課税玉の売買の際には、経過利子から源泉税相当額(税率20.315%分)を控除して受け渡しされる一方、非課税玉の売買の際には、経過利子の全額を受け渡ししている。
◆改正後は、すべて現在の非課税玉の売買と同様に、源泉税相当額の控除を行わずに、経過利子の全額を受け渡しするようになる。
◆この取引慣行の改正は、利払日が平成28年1月1日以後となる経過利子から適用される(平成28年1月1日以後の譲渡から、ではない)。このため、特に平成27年中の利付債の譲渡については、経過利子の受け渡しの際、源泉税相当額の控除を行う銘柄と、行わない銘柄が混在する点に注意が必要である。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
公社債税制の抜本改正(法人投資家編)
2016年以後、課税玉と非課税玉の分断が解消される
2013年07月25日
-
公社債税制の抜本改正(個人投資家編)<訂正版>
2016年から株式等と一体化
2013年06月03日
同じカテゴリの最新レポート
-
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
-
暗号資産取引に20%の申告分離課税導入へ
2026年度税制改正大綱解説(2)暗号資産取引課税
2026年02月06日
-
NISA:つみたて投資枠を未成年に解禁
2026年度税制改正大綱解説(1)NISA改正(こどもNISA)
2026年01月16日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
-
理系進路選択に対する男女差の要因分析
女性の理系人材を増やすには、より早期段階での介入や対応が必要
2026年02月06日
-
2026年の東証改革の方針
上場会社の質の向上と新陳代謝を促進する市場機能の強化
2026年02月02日
-
高市政権の財政政策は更なる円安を招くのか
財政支出の拡大ショックは翌年の円安に繋がる
2025年12月18日
-
第228回日本経済予測
第2次高市政権の重点政策、どう進めるか①外国人労働者受け入れ、②消費減税/成長・危機管理投資、を検証
2026年02月20日
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
理系進路選択に対する男女差の要因分析
女性の理系人材を増やすには、より早期段階での介入や対応が必要
2026年02月06日
2026年の東証改革の方針
上場会社の質の向上と新陳代謝を促進する市場機能の強化
2026年02月02日
高市政権の財政政策は更なる円安を招くのか
財政支出の拡大ショックは翌年の円安に繋がる
2025年12月18日
第228回日本経済予測
第2次高市政権の重点政策、どう進めるか①外国人労働者受け入れ、②消費減税/成長・危機管理投資、を検証
2026年02月20日

