CGコードのプライム市場向け原則等

独立社外取締役、指名・報酬委員会、サステナビリティ開示など

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サマリー

◆2021年6月、コーポレートガバナンス・コード(CGコード)が改訂された。

◆2021年のCGコード改訂の大きな特徴の一つは、2022年4月4日に予定されている東京証券取引所(東証)の新市場区分に即して、「プライム市場」上場会社には、他よりも上乗せされた原則等(原則、補充原則)が設けられていることである。

◆具体的には、①独立社外取締役(1/3以上)、②指名・報酬委員会の独立性と開示、③議決権電子行使プラットフォームの利用、英文開示の促進、④気候変動による自社への影響に関するTCFD等の枠組みに基づいた開示の充実、である。

◆プライム市場上場会社は、新市場区分がスタートする2022年4月4日以降に開催される各社の株主総会の終了後速やかに、これらのプライム市場向け原則等に関する事項について記載したコーポレート・ガバナンス報告書を提出することが求められている。

◆プライム市場上場(予定)会社は、プライム市場の位置づけやコンセプトを理解した上で、これらのプライム市場向け原則等への対応を進めることが求められるだろう。

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