MiFIDⅡによるアルゴリズム取引、HFT規制の概要

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サマリー

◆EUにおける金融商品、サービス、市場に関する規制を定めた金融商品市場指令(MiFID)の大幅な見直し(いわゆるMiFIDⅡ)が、2014年4月にEU議会で承認され、6月にはEU官報で公布された。


◆この中で、金融商品市場における技術革新への対応として、アルゴリズム取引やHFT(超高速取引、高頻度取引)に対する規制も盛り込まれている。


◆具体的には、①当局への通知義務、情報提供義務等、②システム、リスク管理、③マーケット・メイカー規制(一定の流動性提供義務など)、④DEA、コロケーション規制などである。


◆MiFIDⅡは、2016年7月までにEU加盟国による国内法化が行われ、2017年1月から実施することが予定されている。

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