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FOMC 想定通りテーパリングの実施を公表

テーパリングは2022年中頃完了、次の焦点は2022年下半期の利上げ

2021年11月04日

ニューヨークリサーチセンター 研究員(NY駐在) 矢作 大祐

サマリー

◆2021年11月2・3日に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)では、政策金利であるFF(フェデラルファンド)レートの誘導目標レンジを、0.00-0.25%に据え置いた。他方、バランスシート政策に関しては、想定通りテーパリング(国債等の買入額の減額)の開始が公表された。

◆テーパリングは11月半ばから開始される。現在の国債買入額は月額800億ドル、MBSの買入額は400億ドルに設定されているが、今後の買入額に関しては国債を月額100億ドル、MBSを月額50億ドルずつ段階的に減額する。今回公表された減額ペースを基にすれば、2022年中頃にはテーパリングを終了することが予想される。

◆このほか、今回のFOMCでの関心事はインフレ加速と景気・雇用の回復ペースに対するFRBの認識であった。インフレ加速は従来一時的という認識が示されてきたが、今回のFOMCでは一時的か否かは不確定であるとの見解が示された。景気・雇用の回復に関しては、FRBは新型コロナウイルスの感染状況が回復することで今後はペースアップを見込んでいる。

◆市場は雇用の最大化が実現する前に、インフレ加速に対応するため、2022年にFRBが利上げへと追い込まれる可能性を推し量ろうとしている。パウエルFRB議長は利上げを躊躇しない姿勢を示すも現状ではリスク管理にすぎず、当面は忍耐強くあるべきと指摘した。利上げは早くてもテーパリング完了後(2022年下半期)であり、当面は雇用の回復状況を確認するフェーズとなろう。

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