サマリー
◆2020年7-9月期の実質GDP成長率は前期比年率+33.1%と3四半期ぶりの増加に転じ、プラス幅は1947年の現行統計開始以来最大を記録した。経済活動が再開されたことを反映して、民需の項目がそろって前期の大幅減から大幅増へと転じた。
◆今回の結果では、新型コロナウイルスによって大きく落ち込んだ米国経済が着実に持ち直していることがあらためて確認された。もっとも、財消費や住宅投資など、経済の一部ではコロナ禍前の水準を回復しつつも、GDP全体ではコロナ禍前(2019年10-12月期)水準を3.5%下回っており、米国経済は依然としてコロナ禍からの回復途上にある。
◆米国経済の先行きは、回復が遅れているサービス消費の動向に大きく左右されるとみられるが、足元で新型コロナウイルスの感染者数が再び増加しており、景気回復が腰折れするリスクは高まっている。また、これまでの米国経済の回復を下支えしてきた経済対策の効果が切れることによる経済の下振れにも警戒が必要である。
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