サマリー
◆2025年4-6月期の実質GDP成長率は前期比年率+2.2%(前期比+0.5%)に改定された。5四半期連続のプラス成長だったことが2次速報でも確認され、1次速報値(前期比年率+1.0%)からはプラス幅が拡大した。ただし、上方修正の主因は民間在庫変動と個人消費にあるが、このうち個人消費は1-3月期の伸び率が下方修正されており、4-6月期までの2四半期の伸び率の合計は1次速報値と同水準だった。設備投資や住宅投資などが下方修正されたことも踏まえると、GDP成長率が示すほど良い内容ではない。
◆7-9月期の実質GDP成長率は前期比年率▲1.7%(前期比▲0.4%)とみている。不確実性は大きいものの、トランプ米政権による高関税政策(トランプ関税)の影響が徐々に発現することなどにより、財輸出を中心に弱含むとみている。個人消費は賃上げの継続や物価上昇率の鈍化などもあって緩やかな回復基調が続くとみているが、今後もトランプ関税などによる景気下振れリスクは小さくない。先行き不透明感の強さから、家計や企業の行動が慎重化する可能性にも注意が必要だ。
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