「灼熱の2025年」の猛暑効果は例年超えか

平年から1℃の上昇で夏場の消費支出を各月で0.1~0.3%押し上げ

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2025年08月19日

サマリー

◆夏の気温上昇による消費の押し上げを猛暑効果という。家計調査の品目別支出額から猛暑効果を推計すると、月の平均気温が平年から1℃上昇する場合、名目家計消費支出は7月が+0.3%、8月が+0.2%、9月が+0.1%押し上げられる。

◆2025年7月は平年差+2.7℃と、記録的な高気温となった。8月上旬の東京の平均気温を踏まえて8、9月を同+1.7℃と想定すると、7-9月期の名目GDPは猛暑効果によって2,397億円(0.16%)押し上げられると試算される。

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