サマリー
◆【企業部門】2024年4月の輸出は増加した一方、生産は減少した。輸出数量指数は前月比+0.8%と2カ月連続で上昇した。前月に続き、半導体等製造装置の増加が寄与した。また、鉱工業生産指数は同▲0.9%と2カ月ぶりに低下した。前月の反動で輸送機械工業(除.自動車工業)が減産に転じたほか、化学工業(除.無機・有機化学工業)などの生産も減少した。
◆【家計部門】2024年4月の個人消費は、引き続き停滞感の見られる内容だった。家計調査における二人以上世帯の実質消費支出は前月比▲1.2%で、複数の需要側統計で補正したCTIミクロでも同▲0.5%だった。雇用関連指標のうち、完全失業率は2.6%と横ばいだった。就業者数は前月差▲9万人と、このところ伸び悩んでいる。
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