サマリー
◆11月15日公表予定の2022年7-9月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率+2.4%(前期比+0.6%)と、4四半期連続のプラス成長を予想する。これまで先送りされてきた投資の発現などにより、主に設備投資がGDPを押し上げた。他方、新型コロナウイルスの感染「第7波」や中国経済の回復の鈍さが個人消費や輸出の回復を抑制した。
◆個人消費は政府による行動制限がなかったことでサービス消費が小幅に増加した一方、財消費は横ばい圏で推移したと予想する。投資関連では、設備投資は増加、住宅投資は減少を見込む。公需は、公共投資、政府消費はともに増加を予想する。
◆輸出は小幅に増加した一方、輸入は減少したとみられ、外需寄与度はプラスとなる見込みだ。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
2025年10月雇用統計
雇用環境の改善が進み、就業者数は過去最高を更新
2025年11月28日
-
2025年10月鉱工業生産
自動車増産などで上昇も、当面の間は軟調な推移を見込む
2025年11月28日
-
給付付き税額控除実現に向けたロードマップ
「社会保険料還付付き税額控除」なら早期実現も可能
2025年11月26日

