サマリー
◆2021年2月の貿易統計によると、輸出金額は前年比▲4.5%とコンセンサス(同▲0.2%)を下回った。季節調整値で見ると、前月比▲4.7%と3ヶ月ぶりに減少した。もっとも2月の減少は春節の影響で中国などアジア向けの輸出が減少したことや、米国における寒波の影響など特殊要因によるところが大きい。
◆輸出数量(大和総研による季節調整値)は前月比▲5.1%と2ヶ月ぶりに減少した。地域別に見ると、EU向け(同+1.8%)は増加したものの、アジア向け(同▲9.1%)、米国向け(同▲4.3%)は減少した。
◆先行きの輸出は、回復基調に転換するとみている。とりわけ追加の経済対策が実施される米国向け、高水準のインフラ投資が見込まれる中国向け輸出が全体をけん引するとみられる。また、欧州向けも足元では底打ちの兆しが見られ、回復に転じるとみている。
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