サマリー
◆【9月の消費】需要側統計と供給側統計の双方で大幅な増加が見られた。高額品を中心に、幅広い業種・品目で消費増税前の駆け込み需要が発生したためである。食料品に関しては、軽減税率制度が導入されることから、前回増税時ほどには駆け込み需要は発生しなかったが、制度の対象外である酒類や、洗剤、トイレットペーパーなどの日用品では駆け込み需要が発生した。また、9月は好天に恵まれたことから、外食などのサービス消費も好調であった。
◆【7-9月期GDP個人消費】前期比+0.6%と2四半期連続の増加を予想している。家電や宝飾品などの高額品を中心とする、消費増税前の駆け込み需要が押し上げ要因となった。
◆【先行き】実質個人消費は10月以降に駆け込み需要の反動減が生じた後は、一進一退が続くとみている。
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