サマリー
◆2015年3月の家計調査によると、実質消費支出は季節調整済み前月比+2.4%と増加した。振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ても同+2.8%と増加し、このところの弱さを払しょくする良好な結果であった。
◆供給側から個人消費動向を捉えた商業動態統計を見ると、3月の名目小売販売額は、季節調整済み前月比▲1.9%と2ヶ月ぶりに減少した。内訳を見ると、「各種商品小売業」(同+0.4%)を除くすべての業種が前月から減少しており、内容は悪い。
◆3月の主要統計を総じてみると、個人消費は減少ペースに緩和の兆しが伺える内容であった。需要側統計である家計調査ではこのところの弱さを払しょくする良好な結果であった。一方、供給側統計である商業動態統計は幅広い業種で減少となる悪い内容であった。3月の消費財出荷は増加したものの、輸出向け耐久消費財出荷による寄与が大きいとみられ、国内向け出荷は伸び悩んだ模様だ。以上を踏まえると、2015年1-3月期のGDPベースの個人消費は小幅の増加となったものの、耐久消費財の減少を主因に減速したとみられる。
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