サマリー
◆IMFは新興国全体の成長率が2015年の4.0%を底として、2016年4.2%、2017年には4.6%に加速すると予想している。2016年が2015年よりも波乱の少ない年であったことは確かだが、2017年に向けて加速が継続するにはいくつかの条件がある。
◆一つは、最近の新興国への資本流入が大きな流出に転じないことである。もっとも、流入が継続すれば良いというものでもない。それは後の反動の規模を大きくするリスクを伴う。
◆先進国の政治が金融市場のリスクオフを惹起することがないかにも注意が求められる。ブレグジットの決定が予想された英国経済の減速を今のところもたらしていないことが、メイ英国首相を含む残留派への攻撃材料となっていることは不気味な動きである。
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