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新興国マンスリー(2014年12月)原油価格下落のメリット・デメリット

~アジア、米国、EUの景気を後押し~

2014年12月03日

経済調査部 経済調査部長 児玉 卓

経済調査部 主席研究員 齋藤 尚登

経済調査部 主席研究員 山崎 加津子

新田 尭之

井出 和貴子

サマリー

◆原油価格の下落に拍車がかかっている。それは原油の純輸入国に実質的な減税効果をもたらすが、地域的に見るとそのメリットを一番多く受けるのはアジアである。先進国も総じてメリットが大きい。それは欧州や日本の景気を下支えし、米国の景気回復をより確固としたものとする効果を持とう。先進諸国の金融政策をより緩和的にするという副次的効果がもたらされる可能性もある。


◆一方、原油輸出国は所得移転の被害者であるが、その効果が大きいサウジアラビアなど中東産油国の多くは、これまでの原油輸出によって蓄積してきた富の膨大さゆえに、所得移転が即座に支出削減にはつながらない。原油価格下落は、世界経済を再度、緩やかな回復軌道に乗せるきっかけを与える可能性がある。

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