サマリー
◆アルゼンチン・ペソの急落が市場のリスク・オフを呼び覚まし、南ア・ランドやトルコ・リラを下落させた。一方、一頃“Fragile five”と括られたインド・ルピーは堅調を保っている。市場の正常な選別機能が、混乱の波及・伝播に歯止めをかけることとなろう。
◆IMFの世界経済見通しの久々の上方修正は、最近の景況感改善の象徴的事例である。リスク・オフの長期化、深刻化は想定しがたい。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
インド:所得減税・GST改正の効果は?
GST税率引き下げは耐久財消費を喚起。企業投資につながるか注視
2025年11月14日
-
インドネシア:弱含む内需への対応策は?
雇用問題が消費者心理に影響。ヒト・モノへの投資バランス調整を
2025年11月13日
-
なぜベトナムは「不平等協定」を結ぶのか
米国・ベトナムの「ディール」を解明する
2025年08月14日

