2011年10月21日
サマリー
◆内需の拡大が見込めない環境下で、新興国を中心とした海外の需要を取り込むべく、日本企業の外進出が増加している。海外で事業を行う際、資金は内部留保や親会社・グループ会社などからの出資・借入でまかなう傾向が強く、外部(金融機関や投資家)からの資金調達は積極的には行われていない。
◆資金調達を内部のみに頼ることは、時にリスクにもなる。外部からの資金調達手段を確保することはリスク回避になるだけでなく、現地での信用力・知名度の向上にもつながる。海外進出後の資金調達は、表面的なコストだけでなく、様々な角度から検討し、戦略的に行うべきであろう。一方、外部からの資金調達にはハードルも多い。金融機関や公的機関の一層のサポートも求められる。
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