サマリー
◆自民党の「2020年以降の経済財政構想小委員会」から「『こども保険』の導入~世代間公平のための新たなフレームワークの構築~」という提言が公表された。
◆当該提言は幼児教育・保育の負担軽減、もしくは実質無償化を目指すもので、財源は現役世代が負担する年金保険料に上乗せして調達する方式を考えている。この提言に対しては「保険」という名称・考え方・位置付け、財源のあり方などについて様々な意見が寄せられており、どちらかと言えば批判的な論評が少なくない。
◆もっとも、教育無償化の財源として一部にある教育国債の発行という議論との対比では、財源を明示している点で責任ある提案と言えるだろう。また、当該提言の意義は高年齢者に偏っている現在の社会保障制度を、子育て世代や若い世代を含めた全世代型の社会保障制度へと変えていく契機となりうる点に大きな意義がある。
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