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初診からのオンライン診療が恒久化へ

勤労世代を含めたかかりつけ医定着のきっかけにもなる可能性

2021年07月12日

政策調査部 研究員 石橋 未来

サマリー

◆時限的に解禁されている初診からのオンライン診療が恒久化される方針となった。初診からの実施は原則かかりつけ医によるとされるが、患者の医学的情報を把握できる場合等にはかかりつけ医以外の医師にも実施を認める方向である。

◆ただ、診療報酬が低いなどの理由で、初診からオンライン診療に対応する医療機関は全体の6.5%にすぎない(2021年4月末)。2022年度診療報酬改定で対面診療との報酬差が大きく残れば、規制が緩和されても医療機関はオンライン診療を積極的に導入しづらい。

◆他方、初診からのオンライン診療の恒久化は、勤労世代の医療へのアクセスを改善させ、かかりつけ医を持つきっかけになる可能性がある。効率的な医療提供体制を確立するには、年齢に関係なく誰もがかかりつけ医を持つことが望ましい。

◆若い世代にもかかりつけ医が定着すれば、ポストコロナの社会に必要な医療提供体制改革も進めやすくなるだろう。それには、かかりつけ医機能が何であり、どの医療機関がその機能を有しているのかを人々が正しく認識できるようにすることが不可欠だ。

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