2017年10月31日
サマリー
◆2017年10月19日、民法等の相続関係(相続法)改正に関する2回目のパブリックコメント(以下、本件パブコメ)の結果が公表された。本件パブコメは、法務省の法制審議会の民法(相続関係)部会において、2017年8月1日から9月22日まで実施されており、遺産分割等に関する見直しおよび遺留分制度に関する見直しに限定して、コメントを求めていた。
◆この公表に先立つ10月17日の第24回部会では、本件パブコメ結果を踏まえた改正案が審議されている。例えば、遺産分割前の裁判所外での預貯金の仮払い制度については、仮払いが認められる額の割合について預貯金の債権額(口座ごと)の3分の1を基準とするほか、上限額については政省令に委任することが新たに提案されている。
◆今後、当初の予定通り本年(2017年)末または来年(2018年)初めに改正の要綱案が取りまとめられれば、来年(2018年)の通常国会に改正法案が提出されるものと思われる。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
相続法(民法)改正-中間試案の骨子
2016年07月27日
-
配偶者の相続分はもっと増やすべき?
2016年10月18日
-
相続法改正、議論が大詰めへ
遺産分割の見直し等について2回目のパブリックコメントが開始
2017年08月10日
同じカテゴリの最新レポート
-
社債権者集会の開催に関する規律の概要
会社法改正の検討事項:バーチャル社債権者集会の法制化に関する論点(前編)
2026年09月10日
-
指名委員会等設置会社の見直しによる企業への影響
機関設計の選択にとどまらないガバナンスの実効性確保が重要
2026年08月10日
-
ガバナンス・コード改訂のパブコメ注目点
解釈指針の位置づけ、保有現預金の検証等について解釈を示す
2026年07月22日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
2026年ジャクソンホール会議の注目点は?
ウォーシュ議長はインフレ抑止に対する姿勢を明確に打ち出すか
2026年08月20日
-
“TACO”指数で読む トランプ大統領の“TACO”化の兆し
市場と世論が映す政策転換のサイン
2026年08月13日
-
高市政権誕生後の長期金利をどうみるか
2035年に3.3~4.0%程度で、海外保有拡大で更なる上昇も
2026年08月12日
-
第230回日本経済予測
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年08月21日
-
GPIFガバナンス改革の功罪と課題解決の道
目先の運用見直しの可能性は低いが、硬直的運用への対応が課題
2026年08月13日
2026年ジャクソンホール会議の注目点は?
ウォーシュ議長はインフレ抑止に対する姿勢を明確に打ち出すか
2026年08月20日
“TACO”指数で読む トランプ大統領の“TACO”化の兆し
市場と世論が映す政策転換のサイン
2026年08月13日
高市政権誕生後の長期金利をどうみるか
2035年に3.3~4.0%程度で、海外保有拡大で更なる上昇も
2026年08月12日
第230回日本経済予測
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年08月21日
GPIFガバナンス改革の功罪と課題解決の道
目先の運用見直しの可能性は低いが、硬直的運用への対応が課題
2026年08月13日

