サマリー
◆本稿では、共和党政策綱領の概要を紹介するとともに、それに関連する民主党政策綱領による「批判」を併せて紹介することで、2024年11月5日に実施される米国大統領選挙の争点を抽出したい。
◆米国民主党は、人工妊娠中絶の問題を中心的な争点に据えようとしているという。もっとも、米国共和党は、明らかにそれを争点にすることを望んでいない。
◆2024年9月に、トランプ前大統領(米国共和党の大統領候補者)とハリス副大統領(米国民主党の大統領候補者)との間のテレビ討論会が実現した暁には、そこで中心的な争点が明確になる可能性が高い。
◆それは、環境保護、移民対策、「トランプ減税」、通商政策、教育制度、銃規制、NATO、のうちのいずれかとなると考えるのが自然である。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
政府閉鎖前の雇用環境は緩やかな悪化が継続
2025年9月米雇用統計:雇用者数は増加に転じるも、回復は緩やか
2025年11月21日
-
統計公表停止中、米雇用環境に変化はあるか
足元は悪化基調が継続も、先行きは悪化一辺倒ではない
2025年11月14日
-
FOMC 0.25%pt利下げとQT一部停止を決定
先行きは過度な利下げ期待は禁物
2025年10月30日

