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FOMC:追加緩和実施と更なる緩和に含み

時間軸延長に加えて、(1)住宅市場の下支え(2)信用緩和に期待

2012年09月14日

政策調査部 主席研究員 土屋 貴裕

笠原 滝平

サマリー

◆Fedは9月12日、13日に今年6回目となる定例のFOMCを開催し、政策金利であるFFレートの誘導水準を0.00~0.25%の範囲に据え置いた。引き続き異例なほど低い金利水準を少なくとも2015年半ばまで延長すると発表、さらにMBS(住宅ローン担保証券)を新たに毎月400億ドルのペースで買い入れることを決めた。

◆米国債ではなく、MBSの買い入れを行うことにより、(1)住宅市場の下支え、(2)信用緩和、が期待できる。住宅ローンの貸出金利低下、銀行による住宅ローンの貸出態度緩和を経由することが想定されよう。また、MBSの金利が低下すると社債などの金利も低下する可能性があり、鈍化しつつある設備投資にも追い風となるかもしれない。

◆Fedメンバーの多数が利上げを想定する2015年の経済見通しでは、失業率は6.0-6.8%に低下することが期待されている。今後も月10万人程度の非農業雇用者数の増加が続くようであれば、失業率はそこまでの低下は期待し難く、追加的な金融緩和の可能性も残されるだろう。

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