サマリー
◆Fedは今後も緩やかな景気回復が続くという見通しを示しているが、欧州の債務問題が著しい下ブレリスクであると警戒しており、順風満帆のシナリオとは言えない。ただ、欧州危機を強調する形は、裏を返せば、国内には目立ったリスクがないとも解釈できよう。しかしながら、国内的には、年末に期限切れを迎える給与税率の軽減措置延長の最終決着には至っていないなど政策面の不透明さが残っている。2012年は大統領選挙の年であり、膠着状態が益々強まると予想される。
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