サマリー
◆一方、企業の設備投資は前期から加速し、低成長のなかの牽引役になっている。構築物投資が2四半期ぶりに増加に転じたほか、コンピュータを中心にIT投資の増加も貢献している。昨年末に成立した景気対策に盛り込まれた優遇措置によって、今後も企業は国内投資を実施するインセンティブがあるものの、個人消費など国内需要の弱さを受けて、投資に慎重になる可能性も。先送りならまだしも、経営者が、より高い成長が期待できる海外市場での投資に積極的になれば、中長期的な成長抑制要因になろう。
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