サマリー
◆中国政府が日本向け団体旅行の解禁を発表した。団体旅行の解禁により、2023年の訪日客全体の消費額は2,000億円程度押し上げられ、4.1兆円程度となる見通しだ。
◆もっとも、新型コロナウイルスの感染拡大以降、中国人観光客は旅行先として日本以外の国・地域を選ぶ割合を高めていることには留意が必要だ。こうした状況が継続した場合でも、団体旅行の解禁で2023年のインバウンド消費額は4.0兆円程度となると見込まれる。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
日本経済見通し:2023年7月
6月の訪日外客数は200万人超えも、中国人の回復は遅れる可能性
2023年07月20日
-
第217回日本経済予測(改訂版)
安定性を増す内需と下振れリスクが高まる外需①少子化対策、②「L字カーブ」、③米銀行不安、を検証
2023年06月08日
同じカテゴリの最新レポート
-
2025年10月貿易統計
トランプ関税の悪影響が継続。今後は米中リスクにも警戒が必要
2025年11月21日
-
2025年10月全国消費者物価
サービス価格や耐久消費財価格の上昇が物価上昇率を押し上げ
2025年11月21日
-
中国の渡航自粛要請は日本の実質GDPを0.1~0.4%下押し
今後は対中輸出などへの波及に要注意
2025年11月21日

