サマリー
◆【企業部門】2022年3月の輸出と生産はまちまちの結果であった。輸出数量指数は前月比0.0%と、半導体不足などによる供給制約を受けて伸び悩んだ。鉱工業生産指数は同+0.3%と2カ月連続で上昇した。世界的な半導体需要の強さや国内の新型コロナウイルスの感染状況改善を受け半導体製造装置などの生産が増加した一方、自動車の減産が響き、全体で見れば小幅な回復にとどまった。
◆【家計部門】2022年3月の消費は増加し、雇用環境は改善した。二人以上世帯の実質消費支出は前月比+4.1%と3カ月ぶりに増加した。10大費目では全費目が前月から増加し、とりわけ「交通・通信」などが押し上げた。雇用関連指標では、完全失業率が2.6%と2カ月連続で低下した。有効求人倍率は1.22倍(前月差+0.01pt)と前月から上昇した一方、新規求人倍率は2.16倍(同▲0.05pt)へと低下した。
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