1. トップ
  2. レポート・コラム
  3. 経済分析
  4. 日本
  5. 2021年9月消費統計

2021年9月消費統計

新規感染者数の減少で持ち直し / 10月以降も回復基調が継続

2021年11月05日

鈴木 雄大郎

サマリー

◆9月の家計調査における二人以上世帯の実質消費支出は前月比+5.0%と5カ月ぶりに増加した。前年比ベースでは、▲1.9%となり、コンセンサス(同▲3.5%)を上回った。また、商業動態統計の名目小売販売額は前月比+2.7%と2カ月ぶりに増加した。

◆9月は中旬以降に新型コロナウイルスの新規感染者数が急減したことで、小売店・娯楽施設の人出が回復し消費を押し上げた。財・サービス別に見ると、生産調整の影響を受けた自動車の急減によって耐久財は前月から大幅に減少したものの、非耐久財、半耐久財、サービスは増加した。

◆10月の消費は回復傾向が継続したとみている。財消費は緊急事態宣言等の全面解除を受け、百貨店の売上高などは急回復した。また、サービス消費も人出の回復傾向が継続していることから増加したとみられる。11月以降の消費も持ち直しの傾向が続くとみているが、冬にかけて原油高が続くと、エネルギー代が増加し、他の消費支出が一定程度抑制される可能性がある点には注意が必要だ。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

執筆者のおすすめレポート