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2021年6月機械受注

前月までの反動で民需は4カ月ぶりの減少

2021年08月18日

経済調査部 研究員 吉田 智聡

サマリー

◆2021年6月の機械受注(船電除く民需)は前月比▲1.5%と4カ月ぶりに減少した。全体は減少したものの、需要者別では製造業、非製造業ともに増加した。需要者別での製造業からの受注には船舶が含まれていることや、個別に季節調整値が算出されることで内訳項目の合計と全体が一致しない点が要因とみられる。

◆製造業からの受注額は前月比+3.6%と3カ月連続で増加し、2018年10月以来の4,000億円台を記録した。特に、はん用・生産用機械、非鉄金属、情報通信機械などからの受注額が増加した。非製造業(船電除く)からの受注額は同+3.8%と増加した。大型案件があった卸売業・小売業が増加し、建設業や運輸業・郵便業などからの受注額も増加した。外需は前月までの急拡大の反動もあり、同▲10.0%と3カ月ぶりに減少した。

◆先行きの民需(船電除く)は回復基調が続くだろう。製造業では米国や欧州向けの輸出増加に加え、脱炭素化やデジタル化関連の投資が下支えするとみられる。これまで回復が遅れてきた非製造業についても、見送られてきた投資が再開されることで7-9月期には増加に転じるとみている。

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