2019年12月05日
サマリー
◆本レポートでは、延べ数千社におよぶ7年分の上場企業の個社レベルのデータを分析対象とした上で、女性活躍度が高い「なでしこ系企業」とその他の企業の財務パフォーマンスの平均的な違いを検証した。検証時には、因果推論の分析手法により、単に業績の良さが女性活躍を促す「逆の因果関係」や、企業規模など他の要因が両者に因果関係があるように見せてしまう「見せかけの相関関係」を可能な限り除去した。
◆分析結果からは、「なでしこ系企業」、中でも両立支援制度を整備している企業は、財務パフォーマンスが中期的に向上することが示唆された。したがって、企業には女性が十分に活躍できるような多様性を受け入れる土壌の醸成、および多様性を活かす制度の構築が求められる。これらは、イノベーションが生まれやすい環境作りに資すると期待できよう。
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