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2019年4月貿易統計

輸出数量は幅広い国・地域で回復するも先行きには注意

2019年05月22日

経済調査部 研究員 廣野 洋太

小林 俊介

サマリー

◆4月の輸出数量(季節調整値)は幅広い国・地域において前月比で増加しており、底入れ傾向が継続した。ただし5月以降については、激化した米中貿易摩擦の影響が出る可能性があり注意が必要である。

◆4月の貿易統計によると、輸出金額は前年比▲2.4%と前月(同▲2.4%)からマイナス幅は横ばい、輸入金額は同+6.4%と前月(同+1.2%)からプラス幅が拡大した。貿易収支は604億円と3ヶ月連続の黒字となった。

◆輸出数量(大和総研による季節調整値)は前月比+3.1%と増加した。地域別では、米国向け(同+6.7%)、EU向け(同+2.4%)、アジア向け(同+1.7%)と総じて増加した。米国では、乗用車が全体の増加に寄与した。米国向けの乗用車は増加傾向にあるが、米国内の自動車販売台数はすでにピークアウトしている。EUでは電算機類(含周辺機器)が全体を押し上げた。前月に大幅に減少した反動とみられる。アジア向けでは、鉄鋼が全体の増加に寄与した。鉄鋼輸出は日本国内の設備トラブルによって2018年後半にかけて急激に減少していたが、その影響が落ち着いた結果増加傾向となっている。

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