サマリー
◆2015年6月の企業関連の指標は、持ち直しの兆しが見られる内容であった。鉱工業生産指数は前月比+1.1%と2ヶ月ぶりに上昇した。輸出数量指数(大和総研による季節調整値)は前月比+1.1%と3ヶ月ぶりに増加に転じた。また、第三次産業活動指数は前月比+0.3%と4ヶ月ぶりに上昇した。
◆2015年6月の家計関連の指標を見ると、個人消費が非常に弱い動きを示した。一方、労働需給はタイトな状況が続いていることが確認された。実質消費支出は前月比▲3.0%と減少した。完全失業率(季節調整値)は前月から0.1%pt悪化し3.4%となった。有効求人倍率(季節調整値)は前月から横ばいの1.19倍となった。
◆今後の公表される経済指標では、9月1日に公表される4-6月期の法人企業統計に注目したい。法人企業統計はGDP二次速報の基礎統計として用いられ、設備投資と在庫投資の修正要因となる。特に、4-6月期のGDP一次速報では、設備投資は前期比▲0.1%と減少したが、6月の日銀短観では強気の設備投資計画が示されている。法人企業統計における設備投資が日銀短観に沿った強めの数値となるか否かが焦点だろう。また、企業収益に関しては、足下で需要に弱さの見られる消費関連、輸出関連企業の動向を確認したい。
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