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7月消費統計

衣料品の販売不調が全体を下押し

2013年08月30日

齋藤 勉

サマリー

◆2013年7月の総務省「家計調査」によると、実質消費支出は季節調整済み前月比+0.9%と2ヶ月ぶりの増加となった。ただし、振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ると、同▲0.4%と2ヶ月連続で減少している。衣料品の販売不調が全体を押し下げたが、7月の上旬から中旬にかけて、例年よりも気温が高かった影響でエアコン販売が好調など、良い動きも見られている。


◆商業販売統計の名目小売販売額は前月比▲1.8%と2ヶ月連続で減少し、消費動向調査の消費者態度指数は前月差▲0.7ptと2ヶ月連続で低下した。


◆以上を総括すると、7月の消費は衣料品の減少を主因に落ち込んだものの、基調としては横ばいで推移している。消費者マインドが高水準ながらも弱含む中で、所得環境の改善も緒についたばかりであることが背景にある。


◆今後は、企業業績の改善と、労働需給の引き締まりが、所得環境を改善させていく見込みである。個人消費は再度増加トレンドに入る可能性が高い。2014年4月に予定されている消費税増税を前に、2013年末頃から駆け込み需要も発現するだろう。所得環境の改善と駆け込み需要によって、個人消費は増加傾向を強めていくとみている。

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