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12月消費統計

底堅い推移が続く

2013年02月01日

齋藤 勉

サマリー

◆2012年12月の家計調査によると、実質消費支出は前年比▲0.7%と2ヶ月ぶりのマイナスとなった。季節調整値は前月比▲0.7%と2ヶ月連続の減少、振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ると、同+0.3%と2ヶ月ぶりの増加となった。個人消費は底堅い推移を続けていると判断できる。


◆供給側から個人消費動向を捉えた商業販売統計の結果を見ると、2012年12月の小売業名目販売額は前年比+0.4%と、2ヶ月連続のプラスとなった。また、季節調整済み販売額を見ると、小売業は前月比+0.1%と2ヶ月ぶりのプラスとなった。


◆冬季賞与の減少による所得環境の悪化、弱含みの続く消費者マインドと、悪材料が多かったものの、気温が例年よりも低い水準で推移したこと、自動車販売が想定よりも急速に回復したことなどから、2012年10-12月期の個人消費はGDPベースで前期比+0.9%程度の増加となる見込みである。


◆足下では、個人消費の増加につながる好材料の兆しが多く見えている。個人消費は2013年4-6月期以降本格的な回復傾向に復するとみている。消費税増税前の駆け込み消費もあいまって、2013年度中は活発な消費活動が予想される。

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