サマリー
◆個人消費は弱含み:2012年7月の家計調査によると、実質消費支出は前年比+1.7%と6ヶ月連続のプラスとなった。振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ると、季節調整済み前月比▲0.7%と3ヶ月連続で減少している。自動車販売の増加に一服感が見られたことに加え、消費者マインドが弱含んだこと、夏の賞与が減少したことなどから、7月の消費は弱含む結果となった。
◆先行きは一時的な足踏みを見込む:海外経済の弱含みを受けて、輸出や生産は足踏み状態にあり、企業部門では減速感が見られる。消費者マインドが弱含んだことや、9月以降エコカー補助金の予算切れにより自動車販売が低水準で推移するとみられることなどから、消費は一時的に足踏み状態に陥るとみている。
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