サマリー
◆2012年9月4日、キャメロン英国首相は、2015年の総選挙までの折り返し地点にあたり、内閣改造を実施した。主要閣僚のほとんどが留任し、基本政策に大きな変動はないものとみられる。
◆支持率が低迷し、保守党内の不満が鬱積している時点で、首相としての権力を行使できる最大の機会でもあったが、大胆な改造を行わなかったことにより、キャメロン首相の足場の弱さがより鮮明に露呈された。さらにEU懐疑派の声が強まり、今後のEU政策への影響は必至である。
◆新たに任命された顔ぶれからは、キャメロン首相が2010年総選挙時に見せたソフトなイメージから脱し、保守党右派寄りにシフトした事実が浮き彫りになった。連立政権のパートナーである自由民主党との軋轢は今後より大きくなるものと予想される。
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