サマリー
◆チャイナ・プラスワンの候補地として、他の新興国と比較すると、ベトナムは賃金が安く、政治・外交リスクが小さいため、日本企業の進出先として引き続き有力な候補地となるだろう。
◆日本企業がベトナムでビジネスを展開する際、現地の日本企業を顧客ターゲットとするだけでなく、ベトナムを拠点に付加価値の高い製品を生産し、幅広い販路を確立する必要がある。
◆リスク要因としては、中国との南シナ海での領土問題、トランプ新大統領の追加関税措置、国内政治の不安要素や経済改革による不確実性が挙げられる。ベトナムに進出、またはビジネスを拡大するにあたり、これらのリスクを十分に理解する必要がある。
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