サマリー
◆アジアにおける社債発行残高は中国・韓国を中心に増加傾向にある。背景としては、経済成長に伴う企業の資金需要の増加に加え、アジア通貨危機の反省を踏まえ、各国政府が連携して債券市場育成に力を注いできたことがある。
◆アジア社債市場の今後の課題としては、発行体と投資家の多様化、流動性の向上などが挙げられる。アジアは今後も経済成長、そして企業の資金需要増加が見込まれる地域であり、社債市場の育成は現地企業の資金調達手段の多様化につながる。アジアに進出する日本企業にとっても、現地の社債市場が活用できれば有力な資金調達手段となろう。
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